アイスダンス(バンクーバー)

やりましたね、バーチュ&モイアー組(カナダ)
彼らは若いのにテクニックもあり、さらにムードづくりもうまくて以前から注目していたのですが、今シーズンはさらに成長ぶりがめざましい上にグランプリシリーズからオリンピックまでの短い期間でさらにうまくなっていてびっくりでした。

オリジナルダンスは地上波で中継がなかったため、録画放送より先に結果を見たのですが、1、バーチュ・モイアー(カナダ)、2、デイビス&ホワイト(アメリカ)、3、ドムニナ&シャバリン(ロシア)の結果を最初見たとき、正直なところ、また北米びいき(ロシアに辛い)のジャッジのせい・・・と少々不信感を持ったのですが、バーチュ&モイアー組のフラメンコの演技を見たら、そういう疑念がふっとんでいきました。

男性のモイアー選手のダンスが格段に上達しています!! ものすごい気合と集中力。きっと、フラメンコのいい先生についてダンスの猛特訓をしたのではないでしょうか。スケーターが氷上で踊るフラメンコというより、フラメンコダンサーが氷上で踊っているという印象を受けました。モイアーは髪の色などルックスが本場の人みたいに見えるところも有利でしたよね。そして、フリーではしっとりと気品のあるダンスを披露。男性の安定したサポートに合わせて、女性がしとやかに舞う・・・。彼らは本当にうまくなったと思います。たしか、8才、9才ぐらいからペアを組んでいたというのが彼らですよね。まさにこの日のための12年だったのではないでしょうか。

一方、2位は今シーズン好調なデイビス&ホワイト組(アメリカ)。去年までは、アメリカナンバーワンはベル&アゴ組であり、彼らがメダルも確実と思っていたので、デイビス&ホワイトがここまで来るとは想像していませんでした。バーチュたちと同じコーチなんだそうで、コーチの指導がよかったのでしょうか。特に男性のほうがぐいぐい力まかせに突っ走る、雑な印象が強かったのですが、ことしはずいぶんよくなっていると思いました。雑な印象は否めないとはいえ、あのスピード、迫力などは比類ないですもんね。ただし、ダンスの精度となると、カナダのカップルとは格段の差が(特に男性に)あります。地元開催ということも少なからずあったのでしょうが、ジャッジが、より芸術性を重視した評価をしたことに、私としては満足しています。

そして、ドムニナ&シャバリン組。彼らの物議をかもしたオリジナルダンス。オリンピックでもそのままいってしまいましたが、あれはやっぱり失敗だったのではないでしょうか。なんといっても、悪趣味ですよね。ほかにいろんなことができる彼らなのだから、あえてオリンピックであんな冒険をしなくてもよかったのに。フリーでは、しっとりした音楽に衣装で、彼ららしく滑ったと思うのですが、結局3位どまりになったのは彼らにしても不本意でしょう。ただ、モイアーやデイビスのやわらかい表現を見たあと、女性ドムニナを見ると、背が高すぎるせいもあるのだろうけど、なんだか硬い印象を受けてしまいました。

4位に終わってしまったベルビン&アゴスト組(アメリカ)が3位でもよかったような気が・・・。そうすると、北米組がメダルを独占し、またロシアが怒っちゃうかな。今シーズン、彼らの演技を初めてみたのですが、男性がリンクに登場したとき、一瞬「だれ、この人?」と思ってしまいました(笑)。いつもあごひげはやして黒い衣装を着ているアゴストが、ひげをきれいにそって白い衣装を着ると、まるで別人! 彼はやっぱりうまいですね。腰を痛めていたんだそうで、スマートとはいえあれだけの長身のベルビンをぐいぐいリードしてたら痛めるのも無理はないかな・・・。

イタリアのファイエラ&スカリ組が5位と健闘。フリーでは、「ゴッドファーザー」で印象的なニーノ・ロータの曲にあわせて、情感たっぷりに大人の世界を魅せてくれましたね。女性の衣装のグリーンが新鮮。

6位のフランスのベテランペア、デロベル&シェーンフェルダー組。彼らはグランプリシリーズで見かけなかったし、てっきり引退したのかと思ってましたが、出ていたんですね。彼らをはじめ、7位のフランスのカップル、8位のカー姉弟(イギリス)、9位のホフロア&ノビスキー(ロシア)らの演技も楽しみにしていたのに、放送をカットされて見ることができませんでした(悲)。下位の選手は中継されて、彼らがカットされるってのはどうも納得いかないのですが・・・(ニュースなどの都合で仕方なかったのかなとは思うものの・・・)。

リード姉弟は17位でしたが、彼らもうまくなりましたね。特にフリーの「天使と悪魔」は、ハンス・ジマーの音楽、衣装、振付ともいいですよね。オリジナルダンスの音楽、後半の和太鼓は、鼓童のライオン。彼らはいつもいい選曲をします。去年はアレッサンドロ・サフィーナだったし。オリジナルダンスの衣装は、日本人から見ると首をかしげたくなる衣装かなとは思いますが、西洋の人たちにはうけるのではないでしょうか? ああいうのもありかなと、私は思いますが(クリスの髪型はちょっと・・・ですが)。

その他で印象に残ったのが、18位のドイツのバイアー兄妹。姉弟のカップルが多い中で、彼らは男性のほうが年上なんですね。ドイツとフィリピンのハーフだそうで、男性のほうがフィリピン系のルックスのせいか、若く見えます。フリーの青の衣装が彼らに似合っていて、ルックスにも恵まれた姉妹だなあと思いました。ベートーベンの交響曲7番(ラストは第九の合唱)の選曲もユニークでした!



デン&スタ組が引退してからはアイスダンスにさほど魅力を感じなくなり、ペアのほうがおもしろいと思っていたけれど、アイスダンスもやっぱり素敵ですね。主力選手の放送がカットされた点がなんといっても残念ですが。

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この記事へのコメント

mariko
2010年02月24日 18:44
バーチュ&モイアー組素敵でした~。若いのにすばらしい表現力ですね。
地元での優勝は格別でしょうね。
うるる
2010年02月24日 23:27
まだ22歳と20歳ですからね。けさの地元紙にコラムで記載があったのですが、彼らは7歳、9歳でモイヤーのおじさん(だかおばさんだか)の引き合わせでペアを組んだんだそうですよ。そのころから既に両者とも才能があり、さらに磨きをかけていったということでしょうか。今後もまだ伸び続けるであろう二人に注目していきたいです。

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