映画「不滅の恋 ベートーヴェン」(DVD)Immortal Beloved

画像ゲイリー・オールドマンがべートーヴェンに扮するという私の嗜好にストンとはまりそうなこの映画! 久々に引っ張り出して先日鑑賞いたしました。

このジャケット写真に使われているシーンは、耳が聴こえなくなる症状がかなり進行していた中、ピアノに耳をくっつけて「月光」1楽章を弾くという感動的なシーンの一つです。

この映画は、ベートーヴェン(ゲイリー・オールドマン)の臨終、葬儀から始まります。
そして、ベートーヴェンが残した遺言(楽譜、財産のすべては不滅の恋人に・・・)の謎を弟子であり友人であるシンドラー(ジェローン・クラッベ)が、ベートーヴェンにゆかりの女性を訪ね歩き、女性らに話を聞く形で回想していくという展開になっています。

気難し屋ベートーヴェンの描き方(露骨なキレっぷりなど)や「永遠の恋人」探しというミステリー仕立てにしたのには賛否両論あるようですが、何よりファンとしては、コンプレックスに満ちたこの天才作曲家の苦悩、屈折した愛情表現などを全身で表現した
ゲイリー拍手!(^^)!を送りたいです。

ジャケット写真は余り似ていませんが、ところどころベートーヴェンとそっくりに見えるところが。葬儀の後、最初に登場するシーンの最後、キレて暴れたホテルの一室で呆然としてる顔なんて、
本当にゾクッとしました。

音楽はもちろんベートーヴェンの名曲がずらり。曲目など詳細は以下のサントラの曲目リストを
ご参照ください。

またこれが、いいところでいい曲が流れるんですよ~
「月光」をはじめ、「ピアノ三重奏曲」も「クロイチェル」も。

とどめは、やっぱり「第九」の合唱。これの初演のシーンの演出が好きです。
まるでベートーヴェンの雑音しか聴こえなくなった「音」の世界に重ねるように、映画でも
シーンと無音(&小さな雑音)状態になり、コンサート会場のステージ上で恍惚状態になる
ベートーヴェン。
彼の頭の中には少年時代がよみがえっているようで、森を駆け抜け、池(宇宙?)に浮かぶ
姿が「合唱」とともに画面に浮かびます。
そして現実(コンサート会場)に戻り、演奏が終わって拍手喝さいの中、何も聴こえずやはり
恍惚の表情で固まったままのベートーヴェンの姿が印象的でした。

またさらに、映像も大変にしいです。
美しく手入れをされた庭園の緑のみずみずしさ、豪華絢爛なお屋敷、ドレスなどお金かかって
いそうです。

この特典映像がまたいいんです。
マエストロ:ショルティの前で実際にピアノを弾く「つるっぱ!」ゲイリーの映像など盛りだくさん。

甥カールを演じた子役の男の子、アンソニー・ウェイ君みたいでかわいかったな。


監督: バーナード・ローズ Bernard Rose
製作: ブルース・デイヴィ Bruce Davey
製作総指揮: スティーヴ・マケヴィティ
脚本: バーナード・ローズ Bernard Rose
撮影: ピーター・サシツキー Peter Suschitzky
 
出演:
ゲイリー・オールドマン(ベートーヴェン) 
ジェローン・クラッベ(弟子&親友シンドラー) 
イザベラ・ロッセリーニ(伯爵夫人アンナ・マリー・エルデーティー)
ヨハンナ・テア・ステーゲ(ヨハンナ)
マルコ・ホーフシュナイダー(甥カール)
ヴァレリア・ゴリノ(伯爵夫人ジュリエッタ・グィチアルディ) 
ジェラード・ホラン(弟ヨハン)
クリストファー・フルフォード(弟カスパール)


◆予告編がこちらで少し見れました。

サントラの曲目リスト。
画像1.交響曲第5番ハ短調op.67「運命」~第1楽章
2.エリーゼのために
3.交響曲第3番変ホ長調op.55「英雄」~第1楽章(抜粋)
4.ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調op.27-2「月光」~第1楽章
5.交響曲第6番ヘ長調op.68「田園」~第4楽章
6.ピアノ三重奏曲第5番ニ長調op.70-1「幽霊」~第2楽章(抜粋)
7.ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.61~第1楽章(抜粋)
8.ピアノ・ソナタ第8番ハ短調op.13「悲愴」~第2楽章
9.ピアノ協奏曲第5番変ホ長調op.73「皇帝」~第2楽章,第3楽章(抜粋)
10.ミサ・ソレムニス ニ長調op.123~キリエ(抜粋)
11.交響曲第7番イ長調op.92~第2楽章(抜粋)
12.ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調op.47「クロイツェル」~第1楽章(抜粋)
13.交響曲第9番ニ短調op.125「合唱」~第4楽章“歓喜に寄す”(抜粋)









不滅の恋 ベートーヴェン デラックス版
不滅の恋 ベートーヴェン デラックス版
BMG JAPAN
2003-09-26
ゲイリー・オールドマン

ユーザレビュー:
後からじわじわ来る映 ...
フィクションとして楽 ...
心に残るこの映画はフ ...
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ



不滅の恋~ベートーヴェン~
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
2006-03-24
サントラ

ユーザレビュー:
不滅の名曲ベートーヴ ...
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ



不滅の恋 ベートーヴェン デラックス版 [DVD]

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

史緒
2006年05月14日 21:12
結局、誰がベートーベン最後の恋人だったのかしら。
うるる
2006年05月14日 21:46
真央ちゃんのくるみ割人形を見てました!

結局不滅の恋人はだれだったか・・・については諸説あるそうですが、この映画では・・・ヨハンナということになっていました。

私はゲイリーの演技が好きだし音楽も好きだから楽しめましたが、見終わった後、どよよーんとすっきりしない映画ではあります。ベートーヴェンの栄光物語ではないので仕方ないですが・・・彼の人生が人生だからどうしてもこんなふうになっちゃうのかな。
うるる
2006年05月14日 21:47
あ、不滅の恋人=最後の恋人ではないんですよ。
うるる
2006年05月14日 21:52
あら、ゲイリーといえば、今、日曜洋画劇場で「フィフス・エレメント」をやってるのね。これはあんまり好きじゃないのよねえ・・・というか、ゼンゼン(~_~;) 「アンジェラ」封切りとタイアップですね。ああ、「アンジェラ」見に行けるかな~~。
史緒
2006年05月14日 22:52
>この映画では・・・ヨハンナということになっていました。
随分と前に観たので覚えてなかったわ、不滅の恋人だったのですか。
子供時代に父親がピアノを仕込むシーンがあったわよね?
凄い父親だな¥と思いながら見てた記憶があるのですが・・・。
史緒
2006年05月14日 22:53
なんで¥マークが入ったのかしら、ないものだと思ってくださいまし。
うるる
2006年05月14日 23:17
ありました、ありました。父親はルートヴィヒを「仕込んで」、モーツァルトみたいだと荒稼ぎをしようとしていたという筋書きで、虐待してましたね・・・。

私も今回久々に見たのですが、問題の女性がどの人だかすっかり忘れていました。
はぎ
2006年05月16日 18:26
どうも!!すっごくお久しぶりです。私のこと覚えてらっしゃいますか??もう一人のゲイリーファンです。(笑)
『フィフス・エレメント』でゲイリーを見たので、久しぶりにお邪魔しました。

ゲイリーはいつ見ても素敵ですね☆
わたしも『ベートーベン』は好きな映画なので、また見てみようと思います。

うるる
2006年05月16日 19:17
ああ、はぎさん、本当お久しぶりです。覚えていてくださいましたか・・・。
フィフス・エレメントやってましたね~~結局ぼけっとTVで最後まで見てしまいましたよ。以前これDVDで見たとき(当然字幕)は、あまりのみょうちくりんなヘアスタイルと破天荒なストーリーにがっくりしたものですが、今回吹き替えで見たらなかなか笑えて楽しかったです。
「フィフス~~」のゲイリーでは、爆発させた後、すまし顔でぷか~~っとタバコをふかすシーンが好きです。

で、フィフス~~とは違って、これは正統派な映画ですよね。また見てみてください。たまに見たくなりますよね、こういう映画は。
みやび
2006年05月18日 12:50
へぇ~こういう映画があったんですね。ゲイリー、正統派な映画にも出てたんだ(汗)。しかも似合ってる。
月光!!大好き、この曲。
またフィギュアネタになって大変申し訳ないですが(笑)、
ソルトレイクのFSのプログラムですぐりんが月光を使用したんです。身体全体から感じる丁寧なスケーティングと、これまた音楽と合い重なって恥ずかしながらボロボロ泣いたのを思い出します。

話は変わりますが、TOPのブログ紹介文微妙に変わりました?
暗号?^^;インファナルのモールス信号かと思った(汗)
うるる
2006年05月18日 13:00
みやびさん、こういう映画もあったんですよ。ゲイリーは、そうですね、この映画とか、あとデミ・ムーアと共演した「スカーレット・レター」などは正統派の一つですね(特に後者は、キレないし・・・)。この記事書いたときにたまたま放映してた「フィフスエレメント」とは大違いです(笑)。
「月光」いいですよね~~私もピアノ弾いてたときもこの曲大好きでした!ゲイリーの「月光」シーン、いいですので、ぜひお時間のあるときにレンタルして鑑賞してくださいな。「すぐりん」(笑)って「スグリン」って人の名前ですか?「月光」のスケートでの表現って見てみたかったです。ぜひぜひジョニたん(注:ジョニー・ウィア)にもやってほしいところですね・・・こういう曲!ふふ。

あれ、ブログ紹介分、モールス信号になってますか?(出たな、久々インファナル・笑) 鍵盤のはずなんだけど。これこれ。
♪|■■|■■■|■■|■■■|
 |||||||||||||||   
PCによっては文字化けするのかなあ・・・。 
みやび
2006年05月18日 13:11
銀盤だったのか・・・恥ずかし~orz orz orz
私の文消して~(笑)モールス信号でないことはわかっていたんだけど、なぜか思い出したんですよね。インファナルが好きだから;;
(言い訳必死過ぎ)

すぐりん(笑)村主たんのことです。すみません。
これ是非レンタルしてみますね☆来週以降に。。
第九のシーンのくだり(本文)が非常に興味を持ちました。
うるる
2006年05月18日 13:26
いやいや、確かに鍵盤にしては黒鍵が正方形なので、鍵盤には見えないかも・・・私はすっかりその先入観で見ていたからかも・・・でもよかった、ひとまず文字化けしているわけではなかったのね・・・。

で、すぐりんは、村主たんでしたか・・・てっきり私の知らない外国人かと思いましたわ。わたしこそ恥ずかしい。ああ、村主に「月光」って似合いそうですね。悲劇的で! 村主は不幸を背負っているような悲しげ~なところが美しく切なくて魅力だと思うので。

この映画、レンタルで見つかるといいですね(以前ツタヤで見つけられずにDVDを入手したら、後日ビデオがあることがわかりました。できればDVDがお勧め。映像ビューティフルです~~)

この記事へのトラックバック

  • 『不滅の恋/ベートーヴェン』(1995)

    Excerpt: ベートーヴェンの死後、自筆の遺書が見つかった。そこには「私の楽譜、財産の全てを<不滅の恋人>に捧げる」とだけあり、相手の女性の名前も、イニシャルさえも記されてはいなかった。生涯独身だったベートーヴェン.. Weblog: 【徒然なるままに・・・】 racked: 2006-12-11 22:32