「ファラオの娘」(ボリショイ・バレエ)03映像

画像ボリショイの来日公演、「ラ・バヤデール」のお次は「ファラオの娘」ということで、今回のキャストのうちの一組でもある、ザハロワ&フィーリン組のボリショイ映像(03収録のもの。発売されているDVDと同じ内容だと思います)を見ました。初「ファラオの娘」初セルゲイ・フィーリンであります。

まず、NBSのボリショイ公演サイトのあらすじ&見所など(こちら)に目を通してから見たのですが、若いイギリス貴族のウィルソン卿が旅行中のエジプトで嵐に遭遇し、避難したピラミッドの中で寝ているうちに、その墓に眠るファラオの娘アスピチアが甦り、ウィルソン自身もタオールという名のエジプト人に生まれ変わり、ひと目会ったその日から・・・状態で恋に落ちる。しかし、父ファラオはヌビア王と娘を政略結婚させようとして・・・二人は駆け落ちしたけど、娘は命を落とし・・・ナイル河のに神に助けられて願い(タオールとの恋)をかなえてもらい・・・あーたらこーたらあってハッピーエンド・・・そうしたらタオールだったウィルソンは目覚めて夢だったことに気づく・・・という「は~??」というあらすじに、大丈夫か?と思いながら見たのですが・・・
うーん、微妙(笑)

確かに、これでもか!とばかりにアゲ↑アゲ↑モードで続く華やか(ハデ)な踊りの連発
ゴージャスな舞台美術などは見ものですが、なんだか作品に入っていけなくって、単なる目の
保養で終わってしまいました。
何しろ、物語の展開上重要と思われる各シーンが、非常にあっけない演出なんですよ。
それに音楽がまた演出に輪をかけたような内容で・・・「パキータ」もある意味そうだけど、
こっちの方がひどくないですか?ずっとマーチ続き。これって、ファラオでしょ? エジプトでしょ?
全然それらしくないんですよね~(~_~;) これは最初から最後までそうでした。

あと、ザハロワは確かに美しいのですが、全然ファラオの娘に見えないでしょ。
その点、侍女ラムゼヤ役のマリア・アレクサンドロワの方が、顔もファッションもファラオの娘でした。
でも、ファッションショーとばかりにカラフル&ゴージャス&ビューティフルなチュチュがパッと
花開くところなんかは、本当に素敵ですね~~。

そして、セルゲイ・フィーリン
ザハロワが長身なのと、舞台がやけに巨大!なためか、どうしても小ぶりに見えてしまって
華々しくはないんだけど、といい、といい、筋肉のつき方やしまりぐあいといい、
均整がとれていてしい
ですね~(*^^)v

1幕、2幕は無意味な踊りが延々続いて「は?」だったので、彼のミニスカ&美脚ばかり
眺めていました。こんなに特定部位ばかり眺めたバレエ鑑賞はほかにないかも?
お顔も雰囲気もちょっとルジさまふうですよね・・・。筋肉のつき方も体育会系・・・。

でも、このタオールの役は、フィーリンよりもこの人!ニコライ・ツィスカリーゼの方が
しっくり来る気がしたんですよね~~。
アレクサンドロワ(ファラオの娘アスピシア)&ツィスカリーゼ(タオール)の”濃い”ペアがよさげ~。
(あ、今夜がこのペアなんですよね)

なんじゃこりゃ?と思いながらぼけっと脚ばかり見ていたのですが、3幕まで来るとさすがに
音楽にもそれらしい変化があわわれ、普通のバレエふうになってきました。
5場の随分さわやかな漁師さんたち、髪も金髪なのね・・・。
ドハデな1幕、2幕と異なり、6場のナイル河の神様たちに囲まれているシーンは幻想的で美しい

7場はいよいよクライマックス。
死刑執行係である「聖なる蛇」にあわや噛み殺されるか!
大緊迫シーン・・・といきたいところですが、この蛇(エジプトコブラかな)がまたしょぼい(~_~;)

しょぼいといえば、3場(1幕)のライオンが学芸会なみ。
おさるさんたちは多少しょぼくても、ご愛嬌ですませられるんだけど、ライオンとコブラは
猛々しく、恐ろしくなくっちゃいけないと思うんだけど・・・。

それと、エジプトにこんな人いないよ~~というような、いわゆる「ちびくろさんぼ」な男女
たくさん出てきたのも、なんともなんとも・・・な演出で、うーーん。

侍女ラムゼアを踊ったアレクサンドロワ、2幕のソロだったかな、
すごい高速スピンにびっくり!
パッシフォンテを踊ったゲンナジー・ヤーニンは、体系的に麗しくないのですが、たくましく太い脚
を生かした安定感のあるジャンプの着地が力強くていいなと私は思ったんだけど、
場の途中でさえ、いちいち拍手喝さい、ブラヴォー連発とにぎやかなモスクワの観客
彼のソロの後の拍手は控えめでした。
ファラオさんたちは、背も高く、威厳があってよかったです。

というわけで、なんだかな~な感想になってしまったけど、このお祭り風の華やかな踊りの
連発を生で見たら楽しいでしょうね。
また日を変えて見直してみると、また違った感想になるかもしれません。

ボリショイ・バレエ『ファラオの娘』 Pharaoh's Daughter

出演/ボリショイ・バレエ
 アスピチア(ファラオの娘)/スヴェトラーナ・ザハロワ
 ウィルソン卿(イギリス貴族)&タオール/セルゲイ・フィーリン
 ラムゼヤ(アスピチアの侍女)/マリア・アレクサンドロワ
 ウィルソン卿の召使ジョン・ブル&パッシフォンテ/ゲンナジー・ヤーニン
 漁師/ドミートリ・グダノフ
 漁師の妻/インナ・ペトロワ
 ナイル川の王/ウラディーミル・モイセーエフ
原作/デオフィール・ゴーティエ
振付/マリウス・プティパ→ピエール・ラコット
音楽/チェーザレ・プーニ
指揮/アレクサンドル・ソトニコフ 演奏/ボリショイ劇場管弦楽団
収録/ 2003年10月27, 29, 31日 モスクワ,ボリショイ劇場で録画




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この記事へのコメント

史緒
2006年05月10日 23:06
私も初めて見た時はつまらな~いの一言だったけれど最近見直したら他愛なくておおどかな娯楽作品だわと思いました。いやいや、ホント今どき貴重な作品だわ。
ボリショイの貴公子フィーリン素敵でしょう~☆それにラムゼのアレクサンドロワが最高ですよね。
うるる
2006年05月10日 23:18
史緒さん、いつもだらだら長い文章(汗)を読んでくださり、コメントありがとうございます。
娯楽作品、そうそう、まさにそのとおりですよね。私もまた頭からっぽにして(いつもからっぽですが)見直してみます。

フィーリン、素敵ですね~(*^^)v
ずず
2006年05月10日 23:23
おっ、うるるさんパーフェクトタイミングで記事アップですね~
そう、ファラオ昨日から始まっていますねー
私風邪ひいて行かれませんでした。おうちでこのDVD見てましたぁ。。

フィーリン、体型どことなくルジマトフですよね。美しい筋肉と均整がとれた体型のせいかしら。小柄だし。

ガラでこの演目良くやるんですけど衣装が嫌い。だいたい濃いブルーのチュチュと男性は同色のスカートが大かったような。

音楽も全然エキゾチックじゃないですよね。私の苦手なタイプ。

DVDではセットすごく豪華。ナイル川の中のシーンが大好き。

アレキサンドロアの方が王様の娘という強い女のイメージわきますよね。踊りはすごく正確で非の打ち所のないテク。
贈り物だったかなー(?)で見たシェネはびっくりしました。

どなたか見てきた方の実況放送聞きたいな~
史緒
2006年05月10日 23:31
以前に書いた感想だけどTBさせてもらいました。
うるるさんの文章メリハリがあって楽しいですよ~
ずず
2006年05月10日 23:46
あら、じゃぁ史緒さんのも読ませて頂こう!
うるる
2006年05月11日 00:05
あれー?史緒さん、TB届いてないんですよ。スパム防止で保留中のところにもないんです。お手数ですが、もう一度送ってくださいませんか?
史緒
2006年05月11日 00:24
ん!?
もしかしたら私がスパム防止で楽天以外禁止してたからかも。
スパム防止を外して再度送りました~
うるる
2006年05月11日 00:43
やっぱり届いてないんですよ・・・。
JOLLYさんからのとか(ザハロワの記事)は届いているのですが。
そういえば、ちょっと前にも史緒さんから(だったと思う)TBしてくださったようなコメントがあったのに届いていないものがあったような・・・。楽天とは問題なく行き来できたはずなんだけど、不思議です・・・。
ってことで、直接史緒さんとこからサーチしてアドレスここに書き込ませていただきます。ずずさん、ココですよ!
http://plaza.rakuten.co.jp/chase4com/diary/200604040000/
今からコメントしにおじゃまします。そうだ、こちらからTBしてみよ。うまくいくかな?
http://plaza.rakuten.co.jp/chase4com/diary/200604040000/
ずず
2006年05月11日 00:45
ですよね~
迷子になって帰ってきたとこです。
自宅のパソコンお気に入りとか殆どからだからやりにくい。。
出直しますー
ずず
2006年05月11日 00:46
あっ、うるるさんありがとう!
うちの遅いから逆さになっちゃった。では行ってきます♪
うるる
2006年05月11日 00:52
フィーリンのミニスカート姿ですが、これもお色直しがあったのですが、1幕のスカートが一番好きです。なんだかセクシーなの。あと、何幕何場だったか忘れたんだけど、途中ひらひら系のも着てたような・・・あれ?勘違いかな? 
2度目は邪念を抱かずに素直に楽しんでみようと思っていたんだけど、フィーリンのスカートには注目してしまいそうです(笑)
ずず
2006年05月11日 00:58
ただいま~

スカートひらひらのあったともうけれど、、、それ探しでも一度見ちゃいますか(笑)
うるる
2006年05月11日 01:01
>スカートひらひらのあったともうけれど、、、

よかった、私の思い過ごし(希望的憶測とか・・・)じゃなかったようですね。

>それ探しでも一度見ちゃいますか(笑)

史緒さんが2度目見たらおもしろいって言われているので、私も一部寝ぼけてた(真昼間に見たというのに・・・)ので見直そうと思っていたの。音楽がブーッだけど、ひらひら目当てにがんばります(笑)
ずず
2006年05月11日 01:24
私も絵的に好きなので、また見ちゃいます。明日もお休みだし。ではでは今日も一日ありがとうございました!
ずず
2006年05月11日 17:51
やっぱりこれ楽しいですよ、うるるさん。

ひらひら見つけましたか~? 漁師のところ! 漁師さんもみんなひらひらしてました。ほんとにエジプトの漁師なのに金髪ね!(笑)
うるる
2006年05月11日 19:55
ずずさん、いや、まだ2度目、見れてません。ずずさんは見られたんですね! 今日は午後から次男の参観日&PTA総会で最後のお務め(役員の)を果たしてきました。2度目を見れるのはしばらくたってからになりそうです。ひらひらは猟師のとこでしたか。じゃ、3幕冒頭だけ見ようかな(笑)。
史緒
2006年05月13日 12:59
ファラオ東京最終公演観てきました~楽しかったですよー

またまた関係ない話になるけど昨日12日朝日新聞夕刊のボッレとダーシーの「若者と死」の記事がありました。
見出しは「ボッレ『若者と死』で新境地」
うるる
2006年05月14日 14:08
あ、史緒さん、ここコメントまだでしたね・・・(^^ゞ

ファラオ、最終公演は盛り上がったみたいですね。
オフィシャルブログのお写真も素敵でした!
私は2度目がなかなか鑑賞できずにいますが・・・。

朝日新聞夕刊、お知らせいただきありがとうございます。
ダーシーではなく、ボッレ(トリノオリンピックで踊っていたダンサーということで)が中心の記事のわりには、ボッレに見えない「若者」の写真にびっくりしましたが。

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