「ジャスミン」辻原 登著

画像90年代の上海と神戸を舞台に、天安門事件、文革、スパイ、民主化運動、ウイグル、ODA、華僑、さらに阪神・淡路大震災などを織り交ぜながら描いた恋愛小説ということなのでしょう。盛り込み過ぎで消化不良との感も否めませんが、どっぷり恋愛小説~ではない分、主人公である日本人男性・彬彦と、ヒロインとなる中国人女性の李杏(リーシン)の恋愛にドキドキしたし、描かれている当時の「中国」がらみのことには興味を持ち読み進めることができました。

男性の読者には中国人女性・李杏が、女性の読者には日本人男性・彬彦が魅力的に感じられるのではないでしょうか。

あとは、意外なところで出てくるジャスミンティーの香り


約20年前なので、現在の日中関係とはかなりズレがあるのですが、90年代当時を思い出しながら読んでいきました。

ちょうどこのころ、何度か神戸に行ってますねえ、私は。

平和ボケしすぎていた日常の中で気づいていないだけで、身近なところでこのようないろいろな人々が交錯していたのかもしれませんね(そして、現在も・・・)。

阪神淡路大震災は、さすがにちょっと盛り込みすぎ・・・と思いましたが。

とってつけたような部分を省き、端折って書ききれなかった重要な部分をもっとじっくり描いたバージョンがあれば、ぜひ読んでみたいです(ボリューム的には・・・2、3倍あっても歓迎ですね)。映像化してもおもしろそう。

初・辻原作品だったので、他の作品も読んでみたいと思っているところです。さて、何から読もうかな・・・。


上海は無理でも、神戸は近い・・・

去年、おとどしと2年連続で神戸へ行く機会に恵まれましたが、改めてまたじっくり北野や、今回は2回ともスル―してしまった南京町を見てみたいなと思いました。



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この記事へのコメント

ラスカリアス
2014年08月28日 22:04
辻原氏の「ジャスミン」は近々読もうと思っています!!
なかなか重厚そうな小説ですね(^^)
楽しみでする♪
うるる
2014年08月28日 23:53
ラスカリアスさんも、ぜひ読んで感想をアップしてくださいね
楽しみにしています

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