女子ショート(バンクーバー)

浅田選手、今シーズン苦しんでいたショートでトリプルアクセルを成功させ会心の演技でした。まずはおめでとう!!
しかし・・・キム・ヨナとの差が5点近くついてしまってますねえ。この差をどう埋めるかが今後の課題。

キム・ヨナはカナダ人コーチでカナダを拠点としているし、あの美しい滑りはカナダ人のハートをつかむので、キム・ヨナのほうが有利な環境が整っていたとは思うものの、それにしても毎度ながら芸術点で高得点を稼ぎ出してきます。なんといっても、彼女は音楽を味方につけ、さらに会場の空気を味方につけて人々を魅了しまうところが他の選手と圧倒的に違うところですよね。

そう考えると、それができるはずなのにできずにいる、そしてその最大の原因は選択した音楽にあると私は強く思う浅田選手の最近のプログラムが残念でなりません。

そもそも、浅田選手は技や力で押すしかない選手でしょうか? 表現力がないから、にぎにぎしい曲で突っ走らなくてはならないのでしょうか? 違うと思うんですね。彼女は、清楚で可憐、透明感のある品のいい演技で観る人を魅了することができると思うんですよ。なので、使用する曲は彼女も好きだというショパン(ピアノでは弱いのでヴァイオリンバージョンなど)とか、北欧の曲やイギリス音楽(ヴォーン・ウイリアムズやシークレットガーデンなんかもいいですね)なんかが似合うと思うんです。これまで使った曲の中では、映画「ラベンダ~」のヴァイオリン曲なんてとてもよかったと思うのですが。そういう、自分に合っていて感情移入がしやすく、芸術的表現をしやすい曲で会場の空気を変え、感動を与えることができる曲を今後は選んで、さらに高得点を目指してほしいです(間違っても、フラメンコやタンゴの方向に向かいませんように・・・)。衣装の色も、どぎつい赤や黒より、明るく淡い色のほうが似合うでしょう。

肝心のジャンプにしても、トリプルアクセルの成功は技術的には大きいのでしょうが、アクセルのあと、くっつけた感を感じる3-2のコンビネーションより、スピード感あふれるキム・ヨナのコンビネーションのほうが、見た目美しく、素人目には「より上」に見えます。

二人の金メダル争い、フリーでどうなるでしょうか。とにもかくにも、浅田選手のベストな演技を期待します。

そして、予想どおり、ロシェットがいい演技をしてきましたね。大歓声の会場の声援を味方につけ、70点台に乗せてきました。どうやらメダル争いは、この3人に絞られてきたといってもよさそうです。ロシェットやコストナーはジャンプの成功率があまり高くないけど、成功すればあの体ですから迫力があるだけに、怖いですね。

鈴木選手、非常に滑りにくい滑走順だったとは思うものの、にぎやかな曲を選んでいて正解でしたね。あれでしっとり系だと会場の空気を変えるのは難しかったかなと思うので。完璧とはいえない演技でしたが、まずまずの演技で混戦の4位~の位置につけているので、フリーでの巻き返しを期待します。彼女のプログラムは、フリーのほうがいいですしね!

安藤選手、最終滑走にもかかわらず落ち着いた演技に見えましたが、ちょっと緊張していたかなという表情に見えました。大きな失敗はなかったものの、ジャンプで完璧とはいえず、70台に乗らなかったのは不満の残るところでしょう(「レクイエム」にはちょっとガングロにしすぎですねえ)。鈴木選手同様、フリーでどこまで巻き返せるか、にかかってますね。


ライブで観ようと思いつつ、午前中寝る習慣にさからえず寝てしまい、気づいてTVをつけたらちょうど浅田選手が滑り終えて大歓声を受けているところでした。

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この記事へのコメント

mariko
2010年02月24日 18:35
浅田選手、ずっと苦労していたSPを納得の演技ができてよかったですね~。
ただ、5点近くの点差がよくわかりません。
ロシェット選手もいい演技でしたね。こちらもうるっとしてしまいました。
安藤選手、攻めてきましたが回転不足残念でした。
鈴木選手、滑走順でやりにくかったかもしれませんね。
フリーでは、みんな自分が納得できる演技ができますように。
それにしても、選曲大事ですよね。キム・ヨナの戦略は巧かったと思いました。
うるる
2010年02月24日 23:25
5点の差は、まさにキム・ヨナの戦略勝ちでしょうね。
ただ、私も原因と対策のために「曲の問題」と書きましたが、デイビス&ホワイトよりバーチュ&モイヤーが勝っていると書いたアイスダンスとは異なり、これは女子シングルですからねえ。表現や芸術性も大切ですが、大技はもっと評価されてしかるべきだし、回転不足を厳しくとるなどチャレンジ損になるような風潮はよくないと思うんですよね。その辺、タラソワコーチはじめロシア側が今後さらに抗議していくのでしょうが。
さるしっちゃー
2010年02月25日 02:13
こんばんはー。見た目(顔、佇まい)の印象や浅田さんの滑りの雰囲気を重々考慮した上で、曲と衣装選びが必要ですよね。ほんと同感しますです。
コーチ以外で、衣装や選曲のアドバイザをやってくれる人とかいないのかしらね。こういうのって本人の希望だけなく、客観的に「何をやればより自分らしさが出て、周囲を惹きつけられるか」率直に言ってくれる人が必要ですよね。
タンゴとかフラメンコとか、ぜんぜん違うもんね、彼女のイメージと。そういう意味では、安藤さんのクレオパトラなんかは、適当かと思われますにゃ。
うるる
2010年02月25日 03:14
さるしっちゃーさん、同意していただきありがとう。私は何度も同じこと言ってるけど、同意見の人をあまり見かけません。みんな、仮面舞踏会とか、EXのカルメンやタンゴふうなのもいいって言うので、不思議です。大人になりきっていない彼女から無理に大人っぽさを引き出そうとするとこっけいだし、今後ショートやフリーでタンゴなんかをすすめる人が出たら本当大変だなあとちょっと心配です(タンゴは好きだけど、彼女は合わない)。

安藤選手のクレオパトラ・・・いいですよね。シェヘラザードもよかったし。そのあたりの選曲、プログラムは、やっぱりモロゾフコーチのさせるわざでしょう。一人一人の選手の適性に合わせたプログラムを考えるから、彼の作品は同じ人の振付とは思えないぐらい、選手によって違いますよね。高橋選手、安藤選手、織田選手を変貌させ、今度は浅田選手にもいいアドバイスをしてくれるといいのですが・・・安藤選手が引退でもしないかぎり、それはありえないでしょうね。浅田選手は英語とか苦手みたいだし、そういう意味では今回アボットのコーチをした佐藤(ゆか)さんなんて上品だし、どうかしら?とか思ったり。

何しろ、フリーが終わってからですね。今度はキム・ヨナのあとという意味で、ちょっと不利な滑走順ですが、強気で勝負をしかけて、勝ってほしいです

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