ヌレエフ版「白鳥の湖」(パリ・オペラ座バレエ’05)は・・・

画像衝撃でしたΣ( ̄□ ̄;;;)!!
それでなくても、オープニング箇所をはじめ、随所にちりばめられたあの音楽を聴いただけでも心拍数が上がる「白鳥の湖」。それなりに覚悟はして深夜に見始めたのはいいけれど、カール・パケットのロットバルト(というより家庭教師)の悪魔的な美しさに当たってしまい、全くもって眠れなくなってしまいました。

カール・パケットは不思議です。見るからに悪魔!のロットバルトのときよりも、王子に(一応)仕える家庭教師姿の方が、より悪魔っぽいです。とにかく、ものすごい(邪悪な)オーラが出ていてびっくり

私にとっての初カールは、「ドン・キホーテ」のジプシー()であり、そのときから主役以上に気に入っていたのだけれども、ここまで貫禄をつけているとは思っていませんでした。何しろ、目力通り越して顔力がすごいですからね。

ながーーーーいマントをわっさ、わっさと、短めマントをふわふわとたなびかせながらさっそうと歩く(走る)姿のなんと妖しく美しいことか。もう、魔法でも妖術でもなんでもどうぞってカンジ?!(^_^;)

ソロもいいし、王子とのデュエットもいいけれど、それ以上に妖しいのは王子とオデット・オディールの間を割ってさりげなく強烈にからむパ・ド・トロワ。でかいアニエスの後ろで腰をささえるとひらひらマントしか見えなくなるけど、それでも強さを失わない・・・。
 
もともと、映画などでもこのテの悪役好きの自分。このカール・パケットのロットバルト(&家庭教師)にはすっかりやられてしまいました。あまりに腑抜けになったので、ちゃんと感想が書けません・・・。

この作品に関しては、naomiさんがすばらしい感想&分析()を書かれているので、そちらにお任せします・・・。


「白鳥の湖」というと、マシュー・ボーン版の印象がいまだ強く、随所でマシュー版が頭をよぎるのですが、このヌレエフ版はある意味、マシュー版と一番多く重なって見えました。

王子と家庭教師(ロットバルト)が一緒に踊るところなどには、どんなに抵抗しようとしても抗うことのできない二人の関係(絶対的な)を感じます。

そちらの関係が深い分、オデット/オディールの存在感があまりありませんが、これも筋書き通りなのかな。

アニエス・ルテステュのオデットは、高貴なお嬢様ふうかと思いきや、予想外に邪悪。それも、オデットのときから邪悪。これは王子の憧れを通り越した悪夢なのでしょうか? 悲劇性を感じられないよくわからないオデットだなあと思っていたけれど、オディールでは本領発揮して、パパさん(カール・パケット)以上にわかりやすい邪悪さで、魅力爆発といった感じに。ちょっと露骨に邪悪顔をしすぎるかなとも思ったけれど、きっとこういう振り付けなのでしょう。

ジョゼの王子はハマリ役で、濃すぎない演技で優雅にそつなくこなしている印象。アクが濃くないところも、カール・パケットの絶対的な存在感を引き立てていて、いい感じです。
カールが引き立つ・・・といえば、衣装も家庭教師の方が王子より立派そうなのを着てますよ。これまた不思議(笑)。

ティボーはあいかわらず猫みたいにしなやか&身軽だし、マタドールさんたちはかっこいいな。

こんなことしか書けないので、ここらでやめます。今夜は寝そびれてしまいました。

振付:
ルドルフ・ヌレエフ
出演:
オデット/オディール:アニエス・ルテステュ
ジークフリート王子:ジョゼ・マルティネス
ヴォルフガング(家庭教師)/ロットバルト:カール・パケット
女王:ミュリエル・アレ
パ・ド・トロワ:エマニュエル・ティボー、ノルウェン・ダニエル、ドロテ・ジルベール
パリ・オペラ座バレエ団
演奏:
パリ・オペラ座管弦楽団 (指揮)ヴェロ・ペーン
2005年、バスティーユ・オペラ座(パリ)収録

加筆・・・(3/18)

二夜明けて落ち着いてくると、このロットバルト、ベラルビさまでも見たくなりました。彼の家庭教師姿は○○伯爵といった感じでさぞかし素敵でしょうね~。

にしても、このナポリはどうしたんだ? このジェレミーを、クラシカジャパンのミスとはいえ、カール・パケット(ドン・キのジプシー)と間違えていたなんて・・・(~_~;)

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この記事へのコメント

く~てん
2007年03月18日 14:00
>今夜は寝そびれてしまいました。
書き込みの時間を見たら、本当だ…うるるさん、もう朝じゃないですか~!時間の経つのも忘れるほどに、感想や想いが溢れでる作品なんですね。
パリ・オペ日本公演で観られなかったので、DVDを是非買わねば…と思いつつ、すっかり忘れていました。(バレエ熱が少し冷めたかな…?)やはりこれは”買い”ですよね。
うるる
2007年03月18日 14:23
く~てんさん、そうです、そうです。これはやっぱり「買い」ですよ。目当ては人それぞれかもしれませんが(^^ゞ

パリオペ公演、たしかものすごく高かったような・・・しかも、白鳥なら白鳥でどのキャストの日が見るか、みんな迷っていたような(見たいいスワンや王子やロットバルトが散らばってたりとかしてね)。安けりゃ全部見れるのにあの値段じゃそうもいかないし・・・そのくせ怪我でダンサーがぎりぎりで変更になりかけて(クレームついたのか?)もとに戻った・・・とか、いろいろあったんでしたよね。
うるる
2007年03月18日 14:26
なんだか↑打ちミスが多くてすみません。

く~てんさん、時間が経つのも忘れるほど・・・というかですね、あのロットバルトの妖しさで「目が冴える」んですよ。魔力です、魔力・・・。
く~てん
2007年03月18日 17:54
そうですそうです。何しろチケット代が眼が飛び出るほどお高かったので、私は「ルグリ様を観る」ことだけに絞り、白鳥はパスしたんですよ~。白鳥鑑賞組の方々は、悲喜こもごも(悲…というか怒?)で大変だったようですが。
いずれにせよDVDでじっくり観られるのはありがたいですね。早速、アマゾンで注文してきました(笑)。カゴに入ったままで未購入だったミラノ・スカラ座のSWAN LAKEも一緒に。悪魔的な妖しさのロットバルトが楽しみだわ~。
でも、いつ見たらいいのかな…忙しくて観る時間がないっ(泣)
うるる
2007年03月18日 22:08
く~てんさん、白鳥2種とは随分気前よくいかれましたね。スカラ座の麗しい王子さま(^^♪と白鳥、そしてパリオペの危険なロットバルトを堪能してください。
私はというと、きょうも真昼間からまたこの白鳥(というかロットバルト)を見てしまいましたよ。こんなに短期間にリピート鑑賞した全幕ものもめずらしいです。久々にスワン病・・・じゃなくってロットバルト病にかかってしまいました。

>いつ見たらいいのかな…忙しくて観る時間がないっ(泣)
とかなんとかいいながら、く~てんさんも不眠症になったりして・・・このロットバルトには不眠症患者が続出しているようなのでご注意を!(笑)

このロットバルト、家庭教師の部分の出番が多いのですが、これ、ベラルビさまでもぜひ見たかったなあ・・・ときょうはちょっと冷静に鑑賞しながら感じました。年齢的にもあのお洋服の感じもぴったりだし、マントも似合いそうだし。

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  • ロットバルト(ヌレエフ版)の魔力がとけず・・・

    Excerpt: 先日見たパリ・オペラ座バレエのヌレエフ版「白鳥の湖」(★)。いや、こんなにヌレエフ版に、そのロットバルトにはまるとは思っていませんでした。ナゾめいた存在であるだけに、いまだその魔力(?)から抜けられず.. Weblog: Un Dia de Noviembre racked: 2007-03-20 17:18