今度は「イギリス管弦楽曲集」で涼む~FANTASIA ON GREENSLEEVES

画像シベリウスの北欧の風~の次は、イギリスの清涼感あふれる牧歌的音楽にを求めてみました。
ほとんど無知だったイギリス音楽に先日ちょこっと触れた(こちらのモーランのアルバム)のですが、これはいいわね~というわけで、入門者の私におあつらえ向きのどどーんと2枚組を借りてきました。

ヴォーン・ウィリアムズ、ピーター・ウォーロック、バタワース、ディーリアス、エルガーの選りすぐり(?)な曲がたんまりと・・・♪v(*'-^*)^☆

しかし、ほとんど初めて聴いた曲ばかりです(^_^;)
これがいいんですよ、本当に。聴いていると、すがすがしい空気に触れたような錯覚に陥ります。
ただし、このジャケット写真はね・・・牧歌的すぎる??(苦笑) 
なんだか川原で草刈りをする父親のようで・・・せっかくすがすがしい音楽だから同じ牧歌的でももう少し何とかならなかったのかな?

Disc1
◆ヴォーン・ウィリアムズ
1. グリーンスリーヴスの主題による幻想曲
2. ひばりは昇る(ソロ・ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス」
3. イギリス民謡組曲
  Ⅰ行進曲(日曜日には17歳) Ⅱ間奏曲(マイ・ボニー・ボーイ) Ⅲ行進曲(サマセットの民謡)

グリーンスリーヴス~はさすがに聴いたことがありますよ、あの有名な曲ですからね。ギターでも弾きました。でも、むしろこの有名な曲よりも、イングランドの牧歌色の強いメロディーが印象的な「ひばりは昇る」や、2つのマーチが清々しい「イギリス民謡組曲」の方が新鮮で気に入りました。
ひばりさんの方は、先日聴いてこのアルバムを借りるきっかけともなったモーランに通じるところがあって、牧歌的というか、牧歌そのものという感じ。16分とちょっと長いのですが・・・。
一方、民謡組曲のマーチは、一応マーチということになっていますが、軍隊的なイチ、ニ、イチ、ニというのではなく、なかなか詩的なドラマ性さえ感じられる味わい深い曲となっています。短いのもいい! 間に間奏曲があるので、この3曲でバレエにしてもいい感じです。なぜか和風な音階なので親しみやすいのかな。
とても清々しくさわやかなので夏の朝の目覚めの曲におすすめです。

◆ピーター・ウォーロック
4. 弦楽のためのセレナード
5. キャプリオル組曲
  Ⅰバス・ダンス Ⅱパヴァーヌ Ⅲトロディオン Ⅳブランル Ⅴピエ・アン・レール Ⅵマッテシン(戦いの踊り)   

ウォーロックという人は随分経歴・性格の持ち主だったようですが、この田園的な「弦楽のためのセレナード」は親しかったディーリアスの60歳の誕生日にためにつくった曲だそう。
次の「キャプリオル組曲」、こちらが彼の作品の中では最もポピュラーなんだそうですが、軽快なバス・ダンスをはじめ、男性的でかっこいブランルやマッテシンなど6つの舞曲でつくられていて、これがまたまた素敵なバレエになりそうな曲なんです。

◆バタワース
6. シュロップシャーの若者
7. 2つのイギリス田園詩曲
8. 青柳の堤

第一次世界大戦に従軍し31歳で才能ある命を散らせたというバタワース。彼はヴォーン・ウィリアムズと親交が深かったようで、従軍前に自ら楽譜を破棄したためこのCD収録の3曲だけしか曲が残らなかったそうです。ウィリアムズ同じくイギリス民謡の独特の清々しく素朴な味わいがありますが、「シュロップシャーの若者」はさらに情熱的な熱い部分もあるので、ちょっと体感温度が上がってしまいます・・・。「青柳の堤」、なんて日本風な情景のタイトルなんでしょう。でも、音楽は・・・日本人が「柳」から連想する風流さもありますが、爽快でかっこいい部分もありました。

Disc2
◆ディーリアス
1. 歌劇「村のロメオとジュリエット」~楽園への道
2. 劇音楽「ハッサン」~間奏曲とセレナード
3. 夜明け前の歌(暁の歌)
4. 春初めてのカッコウを聞いて
5. 河の上の夏の夜
6. 歌劇「コアンガ」~ラ・カリンダ

ディーリアスの曲は、田舎の自然の風景や生き物たちの様子がとても目に浮かぶ自然派(?)な曲。特に「夜明け前の歌」「春初めてのカッコウを聞いて」「河の上の夏の夜」は景色を眺めているような感じです。

最後の「ラ・カリンダ」という曲は、ディーリアスのフロリダ体験をもとにしたオペラ「コランダ」からの婚礼の祝いの踊りの曲だそうです。エキゾチックでリズミカルな舞曲と、穏やかで叙情的な部分が合わさっています。

◆エルガー
7. 弦楽のためのセレナード (1~3楽章)
8. ソスピーリ(ため息)
9. 弦楽のためのエレジー
10. 「スペインの貴婦人」組曲~ブルレスコ-サラバンド-ブーレ
11. 序奏とアレグロop.47

エルガーの曲は、このアルバムにおさめられた他の作曲家の曲ほど牧歌的~という感じではなく、どちらかといえば洗練された感じです。最初の3曲は静かな悲しい曲。特に「ソスピーリ」はハープとオルガンの音色が美しくも物悲しい~。

でも、好きなのは「スペインの貴婦人」の舞踏組曲と、バロックふうな「序奏とアレグロ」です。
沈痛な曲続きでどよーーーんと(うとうと?)してきたところにこの「スペイン~」の舞曲が気持ちいいです。リズミカルな踊りの曲にはさまれたサラバンドがまた美しい曲!なんだかどこかで聞いたことのあるようなメロディーなんだけど???
序奏とアレグロ」は、この劇的な出だしで始まる「序奏」がいいのです。

指揮:ネヴィル・マリナー
アカデミー室内管弦楽団

イギリス管弦楽曲集
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この記事へのコメント

2006年08月01日 23:38
こんばんは
イギリス音楽。押し付けがましくなくて、日本人になじみやすいメロディが多くて、そして印象派的な和声の色彩もある。
ここに上がっている曲みんないいですよね。
私も、北欧音楽とイギリス音楽はシリーズ化しようかと思っていますが、やっぱりマイナーかなあ。
うるる
2006年08月01日 23:55
ダンベルドアさん、TB&コメント、ありがとうございました。
TBいただいたアルバムは牧歌的で美し~いジャケットなのに、これは・・・まあ借りたものだからジャケットは関係ないんだけれども(苦笑)。

イギリス音楽って全然知らなかったんですが、イギリスからこのような独特の味わい深い音楽はイメージできなかったので、正直目からうろこでした。
意外や意外で、ジャケットの景色も日本人になじみやすいし、聞こえてくる音楽も非常になじみやすいんですよね。案外似たところがあるんだなあと思ったのでした。なのに、なぜこんなにマイナーなのかが本当に不思議です。

このアルバムを流しながら朝、洗濯物を干していて、干し終わった後あまりの暑さに畳の上にひっくり返り、清々しい曲に耳を傾けているうちにいつの間にやらお昼寝タイム(-_-)zzzとなっていました。
2006年08月02日 01:02
うるるさん、
ディーリアス好きに悪い人はいません。インド人嘘つきません。
どちらかというとハキハキものの言えない、ナイーブな(私のような)人が多いのです。なんか途中から嘘っぽいですが・・。

garjyu
norinori2005
2006年08月02日 01:16
はじめまして
アンドリュース・ヨークを検索していたらこちらにたどりつきました。
カルフォルニアの風を聞いてとても感動しました^^
押尾コータローさんも持っています(一枚だけですが^^;)
音楽のことは、詳しくないので恥ずかしいのですが^^
時々遊びに来させてください。
よろしくお願いします。
うるる
2006年08月02日 02:25
>garijyuさん
ディーリアンでしたっけ?(笑)は、みーんないい人なんですね。いやいや、ジョーダン抜きでそう思いますよ。もっと多くの人が聞いてもいい音楽だと思うんだけれども・・・でも、書かれていたように、こっそり愛聴したい気もしますね(笑)。

>norinori2005さん
ようこそはじめまして。私も全然詳しくないのに好き勝手書いてます。
アンドリュー・ヨークの記事(というか、大くんのアルバムの記事でしたね)のところの直接コメントくださるのも歓迎ですよ。古い記事でもコメントやTBいただくとうれしいです(振り返れるし)。
そういえば、カリフォルニアの風、最近聞いてませんでしたが、シーズンですね♪v(*'-^*)^☆ さっそく聞いてみよう・・・ってもう夜中だったからまた今度です。

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